さかい胃腸・内視鏡内科クリニック 医療事務(正社員)中途採用情報 (佐賀県三養基郡基山町)
さかい胃腸・内視鏡内科クリニックは、
佐賀県基山町の地で120年以上の歴史を持つ地域に密着した無床クリニックです。
もし、あなたが
基山町近辺の小郡市・筑紫野市・鳥栖市での医療事務職(正職員)をお探しなら、
ただの受付事務の作業員としてだけではなく、
医療チーム・医療スタッフの一員として、“地域のかかりつけ医”かつ“地域No1の内視鏡専門クリニック”という新たな地域医療モデルを目指す当院で、地域貢献しながら勤務してみませんか?

という内容に少しでも思い当たるところがあれば、
この求人情報はあなたにとって、人生を変えるような特別なものになるかもしれません。
以下の文章をお読みいただき、他社の求人情報と比べてみてください。
そして、診療理念や考え方に共感していただけたのであれば、当院はあなたにとって、やりがいのある素晴らしい職場になることと思います。
ご挨拶

はじめまして、2015年より当院院長に就任しました酒井 健(さかい たけし)です。
当院は基山の地で医業を続けて約120年と、その歴史は古く、私は4代目の院長となります。
その長い歴史の中で培われてきたものを継承し、現代に合わせて向上させ、引き続き、地域のみなさまの健康管理にお役に立てすることが、私の使命であり、これまで当院を支えて下さったみなさまへの恩返しだと考えています。
【院長プロフィール】
| 2004年3月 | 久留米大学医学部 卒 |
|---|---|
| 同年5月~ | 独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター |
| 2006年4月~ | 同上(救命センター専属、各内科ローテーション) |
| 2007年11月~ | 長崎県離島医療圏組合 対馬いづはら病院 |
| 2010年4月~ | 久留米大学附属病院 内科学講座 消化器内科部門(入局) |
| 2012年11月~2015年6月 | 福岡県済生会二日市病院 |
| 2015年8月24日~ | さかい胃腸・内視鏡内科クリニック 院長就任 |
【院長 専門医・資格各種】
- 家庭医療専門医(日本プライマリ・ケア連合学会)
- プライマリ・ケア認定医(日本プライマリ・ケア連合学会)
- 内科認定医(日本内科学会)
- 胃腸科専門医(日本消化管学会)
- 消化器内視鏡専門医(日本消化器内視鏡学会)
- ピロリ菌感染症認定医(日本ヘリコバクター学会)
- 消化器病専門医(日本消化器病学会)
- 肝臓専門医(日本肝臓学会)
- 認定産業医(日本医師会)
このページは求人情報としては大変長いページになっておりますが、私は就職活動はあなたの人生・生活に関わる、とても重要な機会だと考えておりますので、私もできるだけ当院のことを詳しくお伝えしたうえで、あなたの就職先としてふさわしいかどうかを判断して頂きたいと考えています。
私の診療理念・診療に対する考えをあますところなくお話しております。
当院へ興味をお持ちいただきましたら、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
仕事の詳細 医療事務
主な業務内容は、レセコン一体型の電子カルテを使用しての受付・事務・会計・レセプト業務・電話応対・問診・予約案内・診察前のカルテ作成・診察補助(クラーク)・・・などになりますが、ときには、院内掲示物を作ったり、SNSを投稿したり、内視鏡検査の準備・片づけ・ストレッチャーの移動などを手伝ってもらうこともあります。
しかし、私はそれだけが受付・医療事務の業務内容だとは思っていません。
基本的に、どの業種においても、受付・事務という部署は、その施設の「窓口」として、「顔」として、第一印象を左右するとても重要な部署であると思います。
そのなかにあって、
『接するのは皆、なんらかの健康問題を抱えた患者さんである』
ということではないかと思います。
来院する患者さんは、どこかしらに健康問題を抱えています。
不安だったり、
焦っていたり、
痛がっていたり、
困っていたり・・・と、いろいろです。
受付・医療事務には
その「いろいろ」を的確に判断し、その健康問題の程度・性格・バックグラウンドなどを考えて、それぞれの状況に応じた、個別の対応が求められます。
たとえば、それは、
- のどがカラカラに渇いている方に、1杯の水をお持ちすることであったり
- 高熱が出て、寒気で震えている方に毛布を掛けてあげることだったり
- 体調が良い方にはただ明るく、声をかけるだけだったり
- 急を要する方の診察順番を繰り上げたり
- 気をまぎらわすような他愛もない世間話をすることだったり
- 重症度・緊急度が高い方を当院以外の高次医療機関へ直接ご案内する(トリアージ)ことだったり
することかもしれません。
それぞれの行為そのものは、家で患者さんのご家族が普通にやっていることで、およそ『医療行為』と呼べるほどのものではないかもしれませんが、それで患者さんが楽になったり、気分が良くなったり、落ち着いたりするのであれば、それはひとつの『医療』なんだと思います。
だから、『医療』事務なんですね。
医療に関する事務作業をする、単なる事務員という意味ではありません。医療スタッフの一員として、医療に携わる存在なんですね。私は医療事務とはそのような職種だと考えています。
そして、患者さんにとっては、医療スタッフのなかでは、もっとも身近に感じられる存在でもあります。
患者さんというのは、一般的に、医師にはなかなか本音を言ったり、本当に聞きたいことを尋ねたりすることができないものです。(なるべくそうならないよう、私が努力するべきところではありますが)
そこで、次に看護師さんにその役が回ってきますが、忙しそうにされていたりすると声がかけづらかったりもします。
そんな時、患者さんの生の声を直接拾ってあげられるのは、受付・医療事務の“あなた”なんですね。
患者さんにいちばん近い存在であるがゆえに、感情をぶつけられたりすることもありますが、それだけ深く関わることができます。
特に、会計時の最後に交わす会話には患者さんの本音がでることが多いです。
医師の前では忘れていた、大事なことを聞き洩らした・・・とかもですね。
ぜひ、医療チームの一員として、医療に携わることを意識して、勤務して頂きたいと思います。
業務内容
当院は入院ベッドのない無床クリニックであり、夜勤・入院の病棟業務はございません。
当院の”窓口”として、受付で、主にレセコン一体型の電子カルテを使用しての業務が中心となりますが、その業務内容は多岐に渡ります。
- 患者様の受付・チェックイン(電子カルテに情報登録)
- 簡単な問診を行い内容を入力、WEB問診(来院前・診察前に患者さんが入力した問診内容)を電子カルテに飛ばしてカルテを作成
- 会計(レセプト情報入力、病名登録)
- 診察への誘導・案内・呼び込み
- 電話応対
- 次回外来や各種検査予約の手配
- 各種書類の作成、文書の取り込み(スキャン)
- 医師の指示による紹介状の準備・予約案内・紹介先への連絡(FAX・電話など)
- 院内掲示物の作成
- クラーク(診察室での診察補助)
- SNS投稿(インスタグラム・ブログ)
- LINEでの案内・お知らせ(定期的に発信)
- 内視鏡検査の準備・片づけ・ストレッチャーの移動など
- 診察補助(クラークとして診察に陪席して外来診療を直接サポート・マネジメント)
※幹部/ベテランスタッフには以下の業務もお願いします。
- 外来診療マネジメント(トリアージ:緊急性の高そうな患者さんを拾い上げて診察順位を早めたり、受付せずに大きな病院へ紹介したり・・・といった指示出し、など)
- シフト管理
- 人事評価
- 教育指導
- 採用面接
- クリニック見学の案内
、、、 など
(※マニュアルや評価基準表があるため、未経験者でもご安心ください)
1日のスケジュール

【午前中】
8:30~ 開院準備(レジ開け・カウンター清掃等)
8:45~ 受付・チェックイン業務開始(患者情報登録、WEB問診の移行、必要時には問診してカルテを作成)
8:55~ 朝礼
9:00~ 診療開始
午前診療では主に外来診察(完全予約制)・内視鏡(胃カメラ)・その他の検査各種の3つがメインになりますので、その受付・会計・諸算定、患者様応対、電話応対、検査・外来予約などが主な業務となります。
当院では、患者さんの身体の負担・苦痛を軽減するために、胃カメラも大腸カメラも鎮静剤使用(無痛内視鏡検査)をお勧めしています。内視鏡検査は専用ストレッチャーの上で行い、そのままストレッチャーでリカバリー室へ移動し、30分ほど休んでいただくようにしています。
内視鏡用ストレッチャーは3-4台あり、それらをうまく回転させながら、内視鏡検査を回していきます。このストレッチャー入れ替え、検査前後の案内・説明、内視鏡室の準備・片づけは医療事務も含め、手が空いているスタッフ全員総出で行います。
【昼休み】
交代で休憩をとります
12:30~15:00の外来診察がストップするこの時間帯は大腸カメラ(大腸ポリープ切除あり)がメインになり、スタッフは交代で休憩を取りながら、大腸カメラを連続で回していくため、前述の検査前後のヘルプ(準備・片づけ)をお願いすることもあります。
最近は大腸カメラ件数が多く、15:30くらいまでかかることもありますので、午後の外来患者さんを少しでも早く診察できるよう、みんなで協力して業務にあたります。
当院では事前にご希望があれば、治療可能と判断した場合、その場で大腸ポリープ切除(日帰りでの大腸EMR/ポリペクトミー)を追加します。
【午後~終業まで】
15:00~ 外来診察・胃カメラがメインになりますので、その受付・会計・諸算定、患者様応対、電話応対、検査・外来予約・・・などが主な業務となります
午後は午前中に比べると、やや時間的に余裕があることが多いですが、当日の”飛び込み”胃カメラ・大腸カメラ・腹部エコー(急を要する胃痛や下血など)などが緊急で入ったり、急いで大きな病院へ患者さんを紹介する必要がある場合など、予定外のイレギュラーなことも多い時間帯になりますので、意外とバタバタと過ぎていく印象です。
特に緊急で紹介状が出た場合は通常の受付・会計などをこなしながら、紹介先を探して受け入れ可能かどうかの連絡を取ったり、紹介状に添付する資料をまとめたり・・・と、多忙となります。
17:30~ 窓口を閉め、外来請求チェック・書類作成、レジ締め・日報
17:55~ 終礼(日報報告)
18:00 終業・帰宅
当院の歴史
実は当院の歴史は意外に古く、初代院長(私の曽祖父である故・酒井 豊太郎)が開院したのは明治40年(1907年)前後といわれており、4代目となる私の開院(2015年)からさかのぼると、約110年前ということになります。そしてもうすぐ120年を迎えます。
当時の医院(酒井療養所)は、現在のクリニックから少し離れた場所(基山町大字宮浦)にありました。
2代目院長(私の祖父である故・酒井 清澄)の代では戦争・戦後の高度成長期を経て、昭和60年まではその地で医業をつづけていました。その後、県道拡張工事にともなって移設されることとなり、昭和61年に3代目院長・酒井 清太郎(現副院長)が現在地(基山町大字小倉)に旧・酒井クリニックを開院し、現在に至ります。
その長い歴史の中で、時代のニーズ・医療形態の変化に合わせて、先人たちが試行錯誤しながら守り続け、受け継いできたものを継承し、私なりにさらに改善させて、地域のみなさまに還元していくことが、4代目院長である私の使命だと思い日々診療にあたっています。

新クリニックの玄関(入ってすぐ左側)には、 明治40年の開院当初から実際に使用されていた『木製看板』を設置しています。
看板の文字は消えかかっていますが、「酒井療病院」と記載されていたようです。
当院の歴史の風物詩として、また、長い間この地で医業を続けてきた諸先輩方の想いを次の時代へと引き継ぎ、この地域の医療を担っていくという初心を忘れぬよう、毎日目に入るこの場所に掲げています。
募集理由

前述のように当院には約120年の歴史がありますが、2015年8月末に、3代目の父・清太郎から、4代目の私(酒井 健)に継承されました。その継承開業にあたり、専門診療科目が変わり、専門的な内視鏡検査・治療を行っていくことになったため、クリニックの建物・配置・設備なども、その診療形態に応じた新しいものが必要になり、敷地内に新たにクリニックを新築しました。
その後、約11年が経過し、おかげ様で外来患者数・内視鏡検査数が増加してきたことに伴い、診療体制の強化・増員を目的に新規スタッフを募集します。
当院の診療理念

1.医療サービス
確かな内視鏡診療でこたえる「信頼の医療」
医師・看護師・受付事務に至るまで、スタッフ一同、医療従事者としてのプロ意識を忘れずに、心をこめて患者さん主体の医療を提供します。
2.患者さまサービス
あたたかく親身なスタッフがこえたえる「不安の解消」
心安らぐ空間で、スタッフ職員も含めた利用者全員が、心身ともに癒されるような環境づくりに努めます。また、からだにやさしく、苦痛の少ない専門的な内視鏡治療・検査を提供します。
3.専門医療
おなかの専門医としてこたえる「健康な毎日」
地域保健の窓口として、敷居が低い身近なクリニックでありながらも、安全で質の高い内視鏡診療を提供します。
4.当院の存在意義
当院に関わる皆さまにこたえる「豊かな人生」
患者さんだけではなく、当院で働く全てのスタッフ、関係者全員にも幸せになって頂くことが、患者さんを幸せにする近道だと考えています。
▼佐賀県を代表する地域No1の内視鏡専門クリニック
▼地域医療を支えるかかりつけクリニック
▼患者様・スタッフ・そして当院に関わっていただける方全ての人生が豊かで幸せになれるようなクリニック
・・・を目指して日々診療しております。
行動指針~Credo~
具体的には、
私たちが大切にする“価値観”を日々の行動・判断につなげるための指針となる「Credo(クレド)」を作り、それを全スタッフ(薬局スタッフに至るまで)で共有することで、一枚岩の組織として、より良い医療サービス・より良い組織づくりを目指しています。(クレドの詳細はコチラ)

そのため、院外薬局の薬剤師も含めた全体スタッフミーティングやクレド勉強会、個別面談(1on1 ミーティング)などを定期的に行うことで、スタッフ間のコミュニケーションを密にし、横のつながりだけではなく、縦のつながりも重視して、現場スタッフの声をなるべく拾い上げることのできるような、『従業員満足度(ES)を意識した職場づくり』に努めています。
クレドとは、ラテン語で「信条、約束」を意味する言葉で、理念を実践する活動として、古くはリッツカールトン・ホテルやジョンソン&ジョンソン、現在では国内外の多くの企業や学校、自治体、商業施設などでクレドが作られ、実践されています。
当院では2020年8月に全スタッフが患者さんに最良の診療を提供する指針として、クレド「OUR CRED」を作成しました(2024年10月に一部改定あり)。
当院が定めたクレドを共に“実践し、学び、成長する”ことにご賛同頂ける方からのご応募をお待ちしております。
【当院の使命・存在意義】
Vision
当院の存在意義
最高水準の内視鏡検診療で
未来の医療を創るリーディングクリニックへ
その使命をもって、わたしたちはつながり、豊かでしあわせな人生を実現します
Mission
当院の使命
クレドをゆるぎない信念として・・・
- 一人ひとりを尊重した誠実な対応を心がけます「信頼のために」
- 変化をおそれず新しい医療価値を創ります「成長のために」
- ここちよく安心できる環境を提供します「理想のために」
Commitment
当院からの約束・公約
- 自律的にクレドを実践する仲間を信頼・称賛し その貢献に報います
- 挑戦する風土を醸成し 積極的にその機会を提供して 全力で支援します
- クレドに沿わない言動には毅然として向き合います
Actions
当院での行動指針・16項目
- 医療従事者として常に 責任ある言動を心がけます
- 言葉にされない想いに寄り添い 不安の解消につなげます
- ときに毅然として皆さまのヘルスリテラシーを高めます
- さまざまな価値観を理解し尊重します
- クリニックに関わる方々も共に働く仲間と考え コミュニケーションを大切にします
- 仲間のすばらしさを認め 感謝を言葉にします
- 仲間に思いやりを持ち 働きがいのある職場をつくります
- チームがひとつになるために ポジティブな考え方や言葉づかいを心がけます
- 成長のために挑戦しつづけ 仲間の挑戦も応援します
- 成功も失敗も 一歩前へのヒントにします
- 内視鏡診療の専門性を高めるため 自ら考え行動します
- 仕事を数字で考える意識をもち 目標達成の喜びを分かち合います
- 一つひとつを確認して 安全な医療を提供します
- 限りある人・時間・モノを最大限に活かします
- 医療のプロフェッショナルとして向上心を持ち 学び続けます
- つながるすべての人々を笑顔にします
Credo 「Vision」を実現させるために・・・

私たちは、より精度の高い内視鏡診療を、より安全に苦痛なく、1人でも多くの患者さまへ効率的に提供することで、地域の胃癌・大腸癌をゼロ近づけることが地域社会における当院の“使命”であり、”存在意義“であると考え、その診療理念の元、スタッフ全員が一丸となって日々の診療に取り組んでいます。
掲げているVisionを達成するためには、現状に甘んじることなく、常に一つ上のステージを目指して、新たな“挑戦”を続け、日々変化していく状況に適応していくための努力が必要です。
私たちはその“変化や挑戦”に共に取り組み、そこに“やりがい”を感じてくれるような新たな仲間を心待ちにしています。
また、当院の主な2つの診療内容それぞれにもCredoがあります。
■ 専門医療:内視鏡診療
当院は、消化器領域(食道胃腸・肝胆膵)の中でも、特に胃・大腸に関する“内視鏡診療”に特化した専門医療施設です。
精度の高い内視鏡診療を1人でも多くのみなさまに提供することで、胃ガンや大腸ガンを早期発見・早期治療・予防し、地域の胃ガンや大腸ガンをゼロに近づけるよう、チーム一丸となって日々の診療に当たっています。
■かかりつけ医療:家庭医療(プライマリ・ケア)
患者さんの多くは、「この症状をどこの病院の何科に相談すれば良いのか分からない」と思われています。
わたしたちはそんな方々にとって、「その道のエキスパートではないけれど、症状を正確に診断して各種専門機関に振り分ける地域医療の窓口」となるのが、当院の役割の一つだと考えています。
診療への想い・背景
ここではどのような経緯・背景から、このような診療に対する考え方(診療理念の基盤)にいきついたのか、について、ご説明します。
少し長くなりますが、当院を知る上では欠かせない重要なお話になりますので、少しだけ、昔話にお付き合いください。
それから、私は「患者さん」のことを便宜上、「患者様」と呼ぶこともありますが、基本的にはあまり使いません。「さま」を付けると、お客様的な要素が強い気がして、あまり好きになれないのです。
私は医師が偉いとはまったく思いませんし、医療現場では少なくとも医師-患者は「人間 対 人間」の対等な立場であるべきだという思いがあるので、「お医者さん」と「患者さん」でいいと思っています。
ということで、本ページでは「患者さん」で統一いたします。
序章
さて、私が医師免許を取得した2006年の前後数年間で厚生労働省が規定する医師の研修システムは大きく変化しました。
具体的には2004年度から、「初期研修制度」といって、全ての医師は、将来的に何科に進むにしても、医師免許を持ったはじめの2年間はいろいろな科を複数回るローテンション研修が義務化され、専門領域に進むのは、医師として3年目以降とすることが義務づけられました。
その影響も多少ありましたが、医師としての私の経歴は少しユニークで、一般の医師のそれとは少し異なっています。(院長プロフィールを参照)
目標の模索
私は幼い頃から、医師として働く父や祖父の背中を見て育ち、いつしか、将来は彼らのような町医者(今にして思えばこれが「地域のかかりつけ医」でした)になりたいと、ぼんやりと考えるようになっていました。
そして、医師を志し、医師免許を取得した後、はじめにぶつかった疑問がありました。
「地域で最も必要とされるかかりつけ医とはどのような医師なのか?」
「そして、そこへ近づくためには、いったいどんな医師を目指せばよいのだろう?」
祖父・父の時代から、医師が開業するまでの道のり(研修パターン)というのは、ほぼ決まっていました。
そのパターンとは、医師国家試験に合格して医師免許を取得後、まず大学病院で数年間研修し、数年ごとに中規模の一般病院をいくつか回り、その後に再度大学病院へ戻って、医学論文を書いて、博士号・専門医資格を取得後に開業する・・・
というのが一般的な王道パターンでした。
しかし、大学病院を中心に研修すると、高度な専門領域の研修ができるその一方で、選んだ科によっては、専門領域に大きなかたより・バラつきができてしまい、専門外領域の知識・技術・経験に大きなムラができてしてしまう、というジレンマがつきものでした。
たとえば、特定の臓器・疾患(自分の専門領域)の難しい研究論文をたくさん書いたり、誰もが知るようなスゴい研究をしているのに、ただ風邪の患者さんが目の前に来たら、きちんと診察・治療することができない・・・ようなイメージです。
目標設定と一大決心
学生時代からその研修システムのあり方に疑問をもっていた私は、ある時、どこからか耳に入ってきた、海外の医療システムに興味を持ちました。
当時の私にとって衝撃的だったのは、医療保険制度の違いはさておき、
『欧米では体調不良があるすべての患者さんは、まず自分のかかりつけの家庭医(ホームドクター:以下、家庭医と略)を受診する』
というシステムでした。
年齢・性別・体調不良の種類や部位を問わず、全員です。小児~妊婦、高齢者まで、おなかが痛かろうと、けがをしようと、皮膚にできものができようと、とにかく、みんな「まずは家庭医から」なんです。
そして、必要があれば、その家庭医を通して専門医療機関へ紹介される、という医療システムが確立されていて、逆に、自分が希望する専門医療機関をダイレクトに受診することは、基本的にはできない、ということでした。
そこではすべての健康問題の窓口が、かかりつけの家庭医で、あちらでは、引っ越し後にまず行う作業の一つが、自分とその家族がかかりつけとなる家庭医を決めることだといいます。
この話を聞いて、私はこの海外の家庭医(ホームドクター)なるものが自分が目指すべきものに近いのではないか、と思い始めました。
ある程度自分が進むべき方向が見えてきた時点で、次の問題にぶつかりました。
当時は(現在もそうですが、)日本にはその家庭医のシステムはなく、実際は、その地域で開業した各科の専門医師たちが、その家庭医の代役を担っている、という状況でした。
つまり、家庭医になるための研修システム・プログラム自体がなかったのです。
(今では沖縄中部病院・聖路加病院などの複数の研修病院に「家庭医養成コース」などがありますが、当時の私はその情報を入手するに至りませんでした)
手に入る少ない情報のなか、なんとか家庭医としての知識・技術を身につけるための方法を必死にさがした結果、具体的に2つの方法にたどり着きました。
1つは、家庭医の医療システムが確立されている海外で研修すること。
そしてもう1つは、人的・物的資源が限られた中での離島・僻地医療研修でした。
さすがに、いきなり海外での研修は敷居が高く、どうしたものか迷っていましたが、幸い、私が初期研修をすることになった病院(長崎医療センター)が長崎の複数の離島と連携していたため、離島医療を通じて家庭医療を学ぶことを決意しました。
開業医を目指す若手医師のなかで、離島に飛び出した医師は私の知る限り周囲には誰ひとりおらず、正直、私にとっては人生の一大決心でした。
離島・対馬へ
いざ、離島へ行くと決めると、そこからの研修には自然と気合いが入ります。
たった一人で診療するわけではないと聞かされていても、何が起こるかわからない恐怖から、必死に勉強し、実戦をイメージしたトレーニングを繰り返します。
長崎医療センターは多くの離島への応援医師を送り出していた実績があり、その研修・教育にも熱心で、指導力に長けた先生方が多かったため、大変充実した研修を送ることができました。
離島というと、たった独りで何でもやらないといけないような場面を想定して(実際にはそんなことは数えるくらいしかなかったのですが)、いざという時に備えて、救急医療を重点的に研修しました。
当時は珍しかったドクターヘリに乗るトレーニングなども受け、話題になって地元TV局のインタビューなども長時間受けましたが、本番ではなぜかカットされてました(笑)。代わりに、数年後の正月に対馬で韓国船が漂流したときに診療応援に行き、TVには映りましたが。
話しを戻すと、その後、長崎医療センターからの連携で、長崎県離島医療圏組合・対馬いづはら病院に勤務することになりました。
実際に行ってみると、以前TVドラマにもなっていた「Drコトー」のような、医者ひとり・看護師ひとりといった場所ではなく、比較的大きな離島である対馬のなかでは一番大きな病院(230床ほどの基幹病院)であったため、ある程度は医師の数もそろっていました・・・が、やはり医療のニーズに対しては実質、医師不足の状態でした。
そこでは、何科の医師であっても、最もニーズが高い内科・小児科診療をするのが前提でした。当直は『全科当直』といって、夜に来た患者は、すべてまずは自分独りで診て、必要と思えば各科の専門医を呼び出すスタイルでした。
また、島内で治療困難と判断した重症患者は朝の日照時間を待って、ヘリコプターで本土へ搬送するのですが、ヘリを要請するかどうかもいろいろな先生に相談しながら最終的には自分で判断しなければならず、その判断が遅れると手遅れになることもある、というある意味過酷な状況でした。
さほど経験のない若手医師がそこまで判断していいのか・・・ と正論を言われる方々もいらっしゃいますが、それが医師不足の離島・僻地の現実なんですね。正論派の方々は一度、離島か僻地に行かれると現実がわかると思います。
医師でない方にはイメージしにくいかもしれませんが、たとえ、電話で各科の専門医を呼び出せる体制が整っていても、ある程度の規模の病院で、夜中に独りで専門外の患者まで診るという行為は、とても恐ろしいものなんです。
その恐怖は若いうちはもちろん、どんなベテラン医師であっても、自分の診療能力(自分ひとりで自信をもって解決できる守備範囲)を正確に把握して、適切なタイミングで、適切な専門医に自信を持ってお願いができるようになるまでは、ずっとあるものなんですね。逆にその怖さを感じない人が医療行為をすると、危険だとも思います。
離島医療の経験
対馬では、1人2役~3役は当たり前、といった感じでした。夜間当直帯の6割以上は小児患者(ほとんど熱発)で、意外に多いのが足をひねった・打撲したといった整形外科患者や、皮疹(じんましんなど)・皮膚のできものなどの皮膚科患者でした。
誰もいないところで独りで医者をやると「ほとんど内科患者が来る」と思われていますが、実際は違います。
それは各科当直(決められた自分の専門科のみを診るスタイル)だけしか経験したことのない医師のただのイメージであって、現実は少し違うんですね。
対馬では今までに出会ったことのないタイプの医師たちとの出会いがありました。
具体的にいうと、
- 心臓カテーテル検査(本来は循環器内科)もできる整形外科医
- 胃カメラ~大腸カメラ(本来は消化器内科)までこなす小児科医
- 本土の消化器内科医よりよっぽど上手におなかの診察をする耳鼻科医や眼科医
・・・といったイメージです。
私も当時の肩書きは内科医でしたが、実際は、通常の一般内科業務に加えて様々なことを経験しました。
中耳炎の小児に耳鏡を当てたり、切り傷を洗って縫う、山奥の僻地診療所へ往診して関節注射する・・・といった毎日で、麻酔・救急の研修をしていたこともあり、時には麻酔科医がいない緊急手術で全身麻酔をかけたこともありましたし、手術の助手をしたこともありました。
戦場さながらでバタバタと過ぎていく日々でしたが、対馬では内科・外科・小児科・産婦人科から整形外科・脳神経外科・耳鼻科・眼科・皮膚科・精神科・老健施設・僻地診療所・在宅往診診療にいたるまで、非常に幅広い領域の医療に携わることができました。
約3年間という短い期間でしたが、
おそらくは通常の医師が経験するであろう数倍の密度で、最も身近な医療である、いわゆるプライマリ・ケアの実際を実践しながら学ぶことができました。
そして、そんなプライマリ・ケアの最前線といわれる離島医療生活の中で、とても驚かされ、気付かされたことがありました。
離島で平然と1人で2役・3役こなしている医師たちは(それだけでもすごいことなのですが)、
それぞれが自分の専門領域をもっており、その専門領域に関しても、本土の医師たちに決して引けを取らないどころか、それ以上の完全なエキスパート達でした。
どうやってその専門領域を習得したか尋ねると、
彼らの多くは、数年間の離島勤務後に、奨学金制度を利用し、数年単位で各分野における最先端の研修病院で研修(主に中央の大学病院や国立病院センターなど)し、その専門領域について一定レベルの技術を身につけ、離島に戻り、そこでプライマリ・ケアに加えて、質の高い専門医療を実践していたのです。
そして、ある時、当時の上司に言われました。
「患者さんというのは、
できれば1人の医者になんでもかんでも、最初から最期まで診てもらいたいと思う・・・
その反面、自分の悪いところに関しては、その領域の専門医に診てもらいたいと思うものなんだ」と。
それを聞いたときは、その言葉の矛盾だけが頭に残り、正直、そんな無茶を要求されてもなあ・・・と、思っていましたが、実際の離島診療の中で、幾度となく、そのような場面を目の当たりにし、少しずつ、その上司の言葉の意味が分かりかけていきました。自分の外来患者さんからも、数回言われました・・・「先生にはいつもよく診てもらってるから言いにくいんだけど、心臓の先生への紹介状を・・・」とかですね。
つまり、
かかりつけ医には「自分の専門領域を越えた幅広い知識・技術・経験とともに、ある一定の専門領域における高い知識・技術・経験も同時に要求される」ということに気づかされたんですね。
医師になりたての頃は、地域のかかりつけ医としては、専門領域は他の専門医療機関にまかせて、それ以外の「専門医が診るまでもない領域」だけを診ればよいのではないか、と勝手に勘違いしていましたが、離島医療を通じて行きついた答えは違っていました。
一見矛盾しているように聞こえますが、
「専門を問わず幅広く何でも診れて、さらにこの領域には絶対的な自信がある、という専門領域を持った医師」
というものが、医師を志した当初から私の中にあった疑問に対して、私が行き着いた1つの答えでした。
本土への帰還と専門医療への道
そこで私は、当時最も興味のあった内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)を含む消化器内科領域を自分の専門領域にすると決めました。将来的には地元に戻り、かかりつけ医として開業したいと考えていた私は、母校の久留米大学病院へ戻り、内視鏡を中心とした専門領域の研修を行いました。
大学では同消化器病センター 内視鏡診療部門の鶴田 修教授をはじめ、周囲の諸先輩方にも恵まれ、短期間で大変充実した研修を行うことができました。
その後、済生会二日市病院に消化器内科医として勤務し、実践・臨床経験を積み、現在に至っています。
開業へ
2015年8月より当院を継承開業するにあたり、二日市の勤務医時代に、この地域(基山近辺)からおいでになっていた患者さん達から、「家の近くに胃カメラだけじゃなく、大腸カメラや大腸ポリープをとってくれるところがあると助かる」といったことをよく耳にしており、この地域には内視鏡専門施設がなかったことから、私の専門的な知識・技術・経験が地域のみなさまのお役に立てるであろうと考えました。
そして、
内視鏡検査・治療(胃カメラ・大腸カメラ・大腸ポリープ切除)が可能な態勢を整えるため、クリニックを新築し、設備を整え、病院名も「さかい胃腸・内視鏡内科クリニック」へ改名することにしました。
開業後(2015年8/25~)
そのような経緯で開業後、この地域で診療を続けていく中で、開業前の予想とは違ったいくつかの地域医療・開業医としての診療の”現実”に直面しました。
開業前は専門領域を問わず、一通りザザッと何でも診るようなプライマリ・ケア(家庭医療)のニーズが高いモノと予想していましたが、実際は圧倒的に「専門医療」を求める声が強い・・・ということに気づかされました。
例えば、離島で日常的にやっていたこともあり、切り傷などの外科的な処置(洗浄して縫合)なども開業当初は積極的に行っていましたが、症例によってはかなりの時間を取られることが多く、それをやると外来も内視鏡検査もストップして回らなくなり、診察・検査時間を予約してきた患者さんをお待たせすることになります。
離島にまで行き、いろいろなスキル・経験を積み、幅広く多くのことをやりたくても、物理的に限界があり、外来患者数・内視鏡検査数が増えるにつれ、どんどん時間的制約が大きくなり、クリニックの方向性として、ある程度、診療内容を”絞り込む”必要が出てきました。
そして、最後に「自分自身のやりがい」についてです。
現在では、自分でスマホで調べたり、知人からの話や、ご家族からの情報提供を含め、ほとんどの来院患者さんは例外なく、何らかの事前情報を知った上で医療機関を受診します。
そして、幅広い「プライマリ・ケア(家庭医療)」と「専門医療(内視鏡診療)」を比べた時に、圧倒的に後者の方が求められるレベルが高くなり、患者さんはそれ相応の情報収集をして来院されます。
そのため、期待値が高くなり、医療従事者からするとプレッシャーも大きくなりますが、その分、そこに応えられた時のリアクションも大きく、次第にそこにプロフェッショナルとして”やりがい”を感じるようになりました。わざわざ1時間も2時間もかけて遠くから来院してくださる患者さんもいらっしゃったり、まさに医師冥利に尽きる・・・という感じです。
そのような経緯で、当院の診療の方向性としては、
「地域かかりつけの役割を果たしながらも、専門性が高い内視鏡診療に力を入れて行く方針」とし、現在に至ります。
予想以上に長くなりましたが、当院の診療理念・診療スタイルは上記のような経緯・私自身の経験・地域医療に対する考え方が基盤となって作られています。
病院名だけみると、消化器系・胃腸系だけ、胃カメラ・大腸カメラだけに特化したような検査専門病院のようなイメージをもたれるかもしれませんが、
当院はそのような専門領域だけを扱うクリニックではありません。
身近で簡単な健康相談(血圧、コレステロール、糖尿病など)~専門医療(消化器・内視鏡診療)まで、幅広い健康問題に対応できる『かかりつけ医』として、
新たな地域医療モデル(敷居の高くない専門医療機関のイメージ)を示し
この地域のみなさまを含めた当院に関わるすべての方々の人生を豊かにしていきたいと考えています。
教育体制・評価制度
教育・研修制度
先輩社員によるOJT
現在、すべての業務を細分化して文書・動画マニュアル化しています。
基本的にはこの 業務マニュアル をもとにした、OJT(On The Job Training)で、実際に働きながら教育・指導を行います。
屋根瓦式の教育体制
当院では、新人スタッフには勤続数年目の若手スタッフがつき、その上にさらに中堅スタッフ、さらにその上にはベテランスタッフがつく、いわゆる「屋根瓦式」の教育体制をしいています。
アットホームな雰囲気の中で、イチから丁寧に教育・指導を行いますので、未経験の方でもご安心ください。
現在、勤務中のスタッフはほとんどが元々は医療事務に関しては未経験の方ばかりで、新卒採用したスタッフも今では、量・質ともに地域のクリニックとしては最高峰レベルの業務内容をしっかりこなしています。
(外来患者:60-80人/日、内視鏡件数:月間300件/年間3,500件以上)
定期的な院内勉強会も行っており、今後はモデルケースとなるような内視鏡クリニックや、より専門性の高い病院での外部研修なども検討中です。
どちらかといえば、当院へ見学に来院されることが多いのですが、担当スタッフに聞くと「色々な説明・解説・アドバイスをすることも勉強になる」と言っていました。
人事評価制度
これまでの評価制度は、その基準が明確ではなく、不透明(何をどう評価されているのかが曖昧)であったように思います。
そこで現在、当院では評価基準を業務チェックシートで定めて明確化してオープンにし、公平性をもった人事評価(年2回)を行い、その評価と昇給(等級制)・昇格(幹部スタッフへの昇進・役職付与)を紐づけています。
当院ではスタッフ同士がお互いに教育し合い、ともに成長できる職場環境を目指していますので、後進スタッフにキチンと「教育・指導」できるスタッフは高く評価されるように設定しています。
キャリアステップ
①受付・会計・レセプト業務の基本を学ぶ
0等級;試用期間~1等級:半年~1年ほど
医療事務の基本である窓口業務;レセコン一体型の電子カルテ*操作や、チェックイン、受付応対、会計業務、レセプト業務、患者さんや関連業者への対応、電話応対などの基礎を学んで頂きます。
また、外来業務が終了し内視鏡検査のみが行われる時間では内視鏡検査の準備・片づけ・ストレッチャー搬入なども全てのスタッフで手分けして行います。
また、受付は「クリニックの顔」ですから、その人の印象がそのままクリニックの第一印象になります。
先輩スタッフからマナーや接客接遇スキルを学び、患者さんのお気持ちを和らげる助けとなって下さい。
先輩スタッフが業務マニュアルを基本として丁寧にイチから教育指導致しますので、未経験者でも安心して下さい。
*[レセコン一体型の電子カルテ とは]
診療情報を記録する電子カルテと、診療報酬を計算・請求するレセコン:レセプトコンピューターが1つのシステムに統合されたもの

②受付の基本業務を習得し、業務の幅を広げる;マルチタスク業務
1~2等級:1年~2年ほど
窓口業務の基礎が固まり、指導係の付き添いがなくても、受付・事務・会計業務~レセプト業務(病名チェック、返戻チェックなど)、外来患者さんの案内やエコー検査日の介助、検査予約マネジメント、検査内容の説明などを円滑に一人で行えることを目指します。
また、当院では内視鏡検査が多いため、看護師・看護助手・臨床検査技師スタッフだけでなく、医療事務スタッフにも内視鏡業務をサポートしてもらっています(内視鏡補助業務;内視鏡機器の準備・片づけ・洗浄を習得し、最終的には内視鏡検査での間接介助(外回りの第2助手)までできるように教育指導します)。
実際にそのポジションに入ることが無くても一通りの診療内容を学ぶことで、会計・病名付け・患者さんへの説明・受付対応の端々でそれが活きてきます。
経験している方と未経験の方では、患者さんに伝えきれる情報や、逆に収集できる情報量も全く違ってきます。
同じ観点から、当院では看護師や臨床検査技師が受付・医療事務の業務を学ぶこと(マルチタスク化)もあります。互いの職種間の垣根をなくすこと、人手が足りない時のサポート体制、さらに自分の専門外の領域を含めた全てのクリニック業務内容を経験・把握することで、クリニック全体を俯瞰的に見る視点ができ、その経営的な視点がスタッフ主導のクリニック運営マネジメントの基礎となります。
ちなみに医療事務スタッフが内視鏡補助業務をマスターした場合、職能手当として、毎月¥5,000が支給されます。
③外来マネジメントを習得し、”チーム医療の窓口”になる
2~3等級:2年~3年ほど
受付業務だけでなく、健康問題を抱えた患者さんへのファーストタッチにおいて、迅速な判断・的確な対応(外来トリアージ;問診で速やかに重症度・優先順位を判断して、振り分け・診察順番の変更・診察前に高次医療機関への受診・紹介を促す・・・など)ができるようになっているのが、目指すべき医療事務の理想的な姿です。
そこが一般企業・他業種の単なる受付とは異なるところで、大変ですが、やりがいにつながる部分でもあり、そこを積極的に学んでもらいます。
また、診察補助として診察に直接携わると、そのあたりの視点が鋭くなるため、そのトレーニングもかねて、診察補助・クラーク業務(カルテ・検査所見・検査オーダーの代行入力、外来マネジメントなど)も学んでもらいます。
熟練した医療事務・受付スタッフになると、その辺の看護師よりはよほど正確に問診を取り、的確なトリアージを行い、診療効率を上げ、ひいてはそれが患者さんのためになります。
窓口での問診・トリアージによる「外来マネジメント」も大切な一つの医療であり、だから”ただの受付”ではなく、”医療”事務なのです。
④新人教育を行う
3~4等級;3年~4年ほど
医療事務として十分に経験を積んだ段階で、人材育成だけでなく自身のさらなるスキルアップの一環として、新人の教育・指導やマニュアル作成に入ります。
それまで学んできたことを自分の中だけで理解しているだけではまだ不十分です。今まで得てきた知識・技術・理論を一度まとめて整理して、より知識・経験が浅い第三者に分かりやすい形でアウトプットする必要があります。新人教育を通した、この過程が非常に重要で、さらに教育者自身をより成長させ、熟成させていきます。

⑤経営マネジメントへの参画
4~5等級;4~5年以上
当院での受付/事務業務・マルチタスク(内視鏡補助業務)・外来マネジメント・後進の教育までを一通りこなせるようになった方は、幹部スタッフとして、多くは役職(マネージャー、主任、リーダーなど)に就いた上で、採用活動・広報活動・人事評価・コスト管理なども含めたクリニックの経営マネジメントに関しても携わって頂きます。(各種、手当あり:詳細は募集要項でご確認ください)
経営マネジメント業務を通して、経営者としての俯瞰的な視点や心構えを学び、より良い医療サービスを提供できるよう、スタッフ主導でクリニック経営をサポートし、向上させて下さい。

そのため患者さんが医療機関を選ぶ際には、ますます選択肢・判断材料が増えてきています。要は患者さんが「医療機関・医師を他と比較し、評価し、選別する」ようになってきています。
クリニックでいえば、

